第16章 いよいよ開戦!里抜けしたのにまた会うのか…
トビが帰ってきたと思ったらお面めっちゃ破損しててうわぁ小南さぁんって感じ
「お面も割れちゃったし、服もぼろぼろじゃない」
割れたお面を横に置いてトビの手当てをする
左目は既に輪廻眼だ、目的は達成したらしい
「ほれ、新しい仮面」
受け取ると彼はそれをじっとみて、ああ、とぼやいた
「九尾を取りに行く」
仮面をつけて武器を取り出す、あの武器やたらめったら強いのを覚えている
「トビ……」
思わず名前を呼ぶも、止まることなく進んでいくので私もあとを付いていく
開けた場所に出たらカブトがいた、目があったけどお互いスルーする方針に決まったようだ
というか完全に人外になってて怖さすら感じる、人間やろうと思えばあそこまでやれるもんなんすね…
「て、あれ、隊長?」
「君は…」
「手土産かなり違うようだが?」
ヤマト隊長がいる、ということはもうナルトは九尾チャクラをコントロールできてるってことか
「確かにそうだけど、こいつは九尾の見張り役で機密情報も持ってる。ゼツも強くできるし無理をするより効率を選んだ、あんたたちのね」
ぎ、とトビが睨みつける
「なら早くしろ、この左目が戦争を欲している」
うわぁ、そうか、これが噂のヤマト隊長?居たなそんな奴ってあれか
ここから3年以上出番がないんだなヤマト隊長……、私は思わずほろりと出そうになった涙を押さえる
蛇がヤマト隊長の手を噛んでる、多分毒かなんかで抑えてんのかな
「僕が作った柱間の力を抑制する薬さ、大丈夫、ゼツ達には使わない」
意識が朦朧としてるのか苦しそうな顔をしている、そんなヤマト隊長も素敵……かわいい……
「輪廻眼の力を使わなくとも僕の自白剤と君たちの写輪眼の二つ押しで十分情報は取れる。相手がわかればそいつらの最も不得意で苦手な相手をぶつけられる、だろう?」
それから情報をしこたま吐かされたヤマト隊長は柱間の細胞が埋めてある魔像の木にぶち込まれた
ここからしばらく登場できない上に出てきたとしてもすぐに無限月詠に飲まれるのだ、かわいそう………すごく……
「行くぞ、開戦だ」
それから暁のメンバーを穢土転生した、うわー