第15章 戦争前のピリピリした空気って苦手だよね、ね!?
それから私は6回死んだ、嘘だろって思う、頑張って避けてたけど尾獣玉をモロにくらって蒸発したり叩きつけられて死んだりした
どうせ私いなくてもおまいら生き残れるのに?マジ?って感じだ
「尾獣って強いのね」
鼻先に移動する、七回目だ
私は深くため息をつく
「もう正直戦いには飽きてるから、そのままぶっぱなしてくれても構わないんだけど」
私はその場でタン、と足踏みする、目的座標は、地下だ
「ぐあ!?」
逆さまにして地面に埋める、しっかしほんと重いな尾獣ってのは
だけど尾っぽを避けてる間に顔を出され尾獣玉で蒸発、マジかよって感じ
ぼろぼろの香凛がこちらを向いて何かを言っている、これマジ?ここまで連続で死んだのお互い泥酔状態で修行したとき以来だぞ
私は思わず頭を抱える、まぁここはでしゃばり過ぎないようにするか
「動きを止めるだけなら」
「そんなことしかできねーのかよ!」
るっさいなぁこちとら死を持って確認済みじゃぼけ
万華鏡写輪眼を展開して今や尾獣玉を放たんとしているビーを睨みつける
瞬間、時が止まったかのようにビーが固まった
ツ、と血が流れる、ここで瞬きでもしたらあれが飛んでくるんだから恐ろしいものだ
「動きを?」
「早くして」
短く言うとサスケが天照を放った
「!?、ぐ、うわ!」
尾獣玉が拡散する、私はその場で膝をついて息を吐いた
「悪いけど一足先に戻るわ」
「あっ!てめえ!」
帰ってきた香凛にしこたま怒鳴られた、しゃーないだろ七回死んでんだぞ
ごめんねまだ死にたくないのと言えば殴りてぇ~!みたいな顔されたけどしょうがない、ゆるして