第14章 ついにスパイバレ!?絶体絶命!
一晩が経ち、任務は終えた私は火影室に急ぐ、この報告が終わったらナルト達のところに行かなくちゃ
正直飴が発信機なんてのはハッタリだ、ヒナタも白眼ピキピキしてなかったしカカシも写輪眼を出してないから見破られてはいないだろうけど
コンコンとドアをノックして火影室に入る
「か」
「失礼します、任務の報告に参りました」
任務を報告し終える、今回のは楽な部類だ、主に事後処理がない点が評価できる
報告を終えて部屋を後にしようとする、どうも嫌な予感がする、何故かって?火影様さっきから一言もしゃべんないんだ
いつもしゃべんないけど、ながら作業というか、はいはい任務報告ねいいよ勝手に話しててみたいな感じがある
特に重要じゃない任務はいつもそんな感じだ、今回も重要じゃない任務のはず、それがさっきから手を組んで私を見据えているのだ、怖いったらありゃしない
「」
名前を呼ばれて踏みとどまる、無視して出て行くわけにも行くまい
「はい」
呼ばれて振り返る、正直逃げたい、なんでだ、どうしてだ
「これからナルト達のところに向かうのか」
私は目を細める、はい、と続けた
「イタチ兄さんとは──」
「ならばなぜ」
ぎり、と五代目が歯噛みする、なんで、どうして
………体が動かない
「ならば何故里を裏切った!うちは!!!」
ダァン!と音がして火影の机が割れる、音に驚愕するも体が動かない
「……これは一体どういうことですか、五代目様」
どうして、私が裏切り者だとバレた