第14章 ついにスパイバレ!?絶体絶命!
そんな日がしばらく続き、私もようやく任務に出れるようになった、と言っても里の近場の任務だけだけど
「あれ、ナルトじゃん」
任務のための資料を漁るために火影亭に訪れると、ナルト達がゾロゾロと出てくるところだった
「!そうだ、は一緒に行かねえのか?」
ナルトが私を見てカカシに視線を向ける
「は任務がある、俺達には同行できないよ」
その言葉に私はむくれっつらをしてみる
「前もそうだけどさ、皆私を仲間はずれにするよね……なんの任務行くの?」
そろりとナルトを見ると、彼はう、と言ってから、イタチを探しに、といった
「イタチ兄さんを?……それって、サスケが大蛇丸を殺ったことと関係ある?」
ザザ、と耳元にノイズが入る、ああ、と返すナルトを見て、私は目をつぶった
「……私も行く、私も、自分に決着をつけたいわ」
強い意志を持って言い返す、ナルトはそんな私を真剣に見ていたが、カカシが口を挟んだ
「でもは任務でしょ、俺達はもうすぐにでも出発するんだ」
私はん、とポーチから飴玉を取り出す
「これは私に分かる発信機みたいなもの、これを食べてれば3日ぐらいは居場所が分かるわ」
それをナルトに手渡す
「すぐに追いつく」
ナルトは浮かない顔だ、私が行くのまずい?
「、お前ってば」
「ナルト」
ヤマト隊長が遮ってナルトを見る、なんだ、何の話だ
「……わかったってばよ、その代わり、早く来いよ」
彼はその場で封を破いて飴を口に入れた
「……ええ、私が来るまで見つけないでよ」
なんて冗談を言ってその場で分かれる、資料室に入って資料を漁りながら先ほど入ったノイズを思い返す
『その任務に同行しろ、九尾はお前が狩れ』
私は小さくため息をつく、まったくもって気分は最悪だ