第14章 ついにスパイバレ!?絶体絶命!
アスマの追宅ですごいお通夜ムードなのも相まってしばらく休暇もらったぐらいだ、つってもやることはないので火影亭で暗号班のお手伝いをする
だって暗部に見張られる休暇とかもらっても心休まる気がしないし
それに暗号班の手伝いは情報をすっぱ抜くのにも適してる、木ノ葉の暗号パターンを覚えられるからな
「やっぱり写輪眼があるとはかどりますね!」
ぐるぐるメガネの女の子が私と同じ机に座って暗号を解いている
「ええ、本当に……でも良かったんですか?暗号の手伝いなんてさせて……一応これでも監視対象ですよ」
頼んだ私が言える義理じゃないですけどね、と薄く笑うと女の子は顔を真っ赤にしていえ!そんな!と声を荒らげた
「さんは上層部からの信頼も厚いお方です!大体、監視と言っても木ノ葉の防衛システムのアクセス権を有する忍びは全員監視対象ですし……」
えと、えと、と言葉に詰まる彼女を見て私は思わず吹き出した
「ありがとうございます、なんだか言わせたみたいで申し訳ない」
まさか!と彼女は慌てたが、私が解読に戻ると彼女も私をちらちらと見つつ解読作業に戻った
………うわーーーーーー!!!!!!申し訳ないその裏切り者私ィーーー!!!
木ノ葉の目に狂いはないそのまま監視を続けてくれェーー!!!って感じだ
こんな同年代の女の子からこんな純粋な視線を投げられてもう私は罪悪感でこの場で死を持って詫びたいぐらいだ
私はふー、と短くため息をつく、手元のお茶を手繰り寄せて飲み下した
そろそろサスケも動く頃か、イタチが生きてる間に接触できればいいんだけど
花を摘みに席を立つ、部屋を出たところでシカマルと鉢合わせした
「暗号班の手伝いか?精が出るな」
こっちの部屋には特に何もない、暗号班に用事だろうか
「ん、監視されながら休暇っていうのも中々身が入らなくて、仕事してる方が落ち着くぐらいだよ」
シカマルは眉を寄せて大変だな、と息をついた
「ところで用事があるんじゃないの?」
あぁ、と彼は視線を逸らす、ポケットから巻物を取り出して私によこした