第14章 ついにスパイバレ!?絶体絶命!
そしてスパイの件は秒速で漏れた、オイオイ暁の中にこそスパイアリなのでは
どうやら飛段が死に際にゲロったらしい、暁のスパイがお前らの火の意志をうんぬんかんぬんだ、やってくれたなとしか思わない
皆スパイ探しに躍起になってる、ホント勘弁してくれよ、そのせいで里の情報を抜くための暗号化も手順が増えた
今度会うときは一発シメよう………とも思ったけど、そうやらかなり絞込みもできてるらしい、もちろん私は監視対象
前までは食事時に軽く飛べてたのに今じゃトイレの中や風呂場でしかプライバシーがない
砂の任務で飯を食うのが癒しだったのに今じゃ木ノ葉の近くの任務しかできない、苦言を申し立てたが五代目からは睨まれるわで散々だ
つってんのにトビはやれあの情報を抜けこの情報を抜けまぁうるさいことうるさいこと
里抜けして欲しいの?と言えばまっさか~飛段先輩もこんな早くゲロっちまうとは思ってなかったんスよ~とか言い出した、締めるぞ
おかげで暁はうまく立ち回れてるらしいが、ホント勘弁して
あ~と情けない声を出して新居の布団にくるまる
だが運良く家を燃やしたことでもしやうちはだからスパイに狙われたのでは?みたいな憶測が流れてちょっと疑念の目からは逃れられてる
確かに自分で自分の家燃やすとか正気じゃないもんなうんうん
っていうか弟のアルバムがあったからわりとガチ目に久しく泣いた、号泣だよ
言っとくけど泣いたのイタチに命乞いしたあの夜だけだからな、恥も外聞もなく泣き喚いたよ