第13章 推しと一緒に任務できりゅ~!
それから合流して発信機を飲む、これヤマト隊長のチャクラが私の中に入ってるってこと?うふふふ興奮するぜまったくよ
その後サイを見つけて連れ出し説教タイム、サクっとカブトを捕まえてサスケ捜索タイムだ
私は一人で、キョロキョロとサスケを探す、うーん、どうせサイが見つけるし私は適当にぶらついていれば
「あら、あなたも居たのね」
声がかかって視線を向ける
「……大蛇丸」
まずい、接触してしまった
振り返るとほぼ同時に大蛇丸が蛇をだす、射程圏外まで身を引いてクナイを構えた
「安心して、あなたはサスケくんのスペア、殺さないでおいてあげるわ」
「安心できないよそれ」
チャクラを練ればすぐにでもヤマト隊長が勘付く、まずいな
「……まさかここで会うとはね、どうしたらいいかな」
『こいつは暁の裏切り者だ、殺せ』
私は思わずため息をつく
「興味ないんじゃなかったの?」
印を結んでチャクラを練る、これで助けが来るはずだ、私は写輪眼を展開して大蛇丸に斬りかかった
「…あなた、誰と喋ってるの?」
「仲間を呼んだの」
印を組んで豪火球をぶっぱなす、狭い通路だからよけられないだろう、とも思ったがどうやら地面に入り込んだらしい
慌てて飛び退く、私の居た場所から大蛇丸が飛び出た
仲間が来る様子がない、瞬間、爆発音が響いて大蛇丸の動きが止まる
「アナタを落とすには時間がかかりそうね、サスケ君も起きたことだし、そろそろ行くとするわ」
そう言うと大蛇丸は瞬身で消える、音がした方向に私も走り出す
到着した頃にはなんかもうほとんど終わってた
「か、お前も来てたんだな」
声がしてサスケのほうを向く、ムカつくほど美男子だ
「その様子だと、里に帰ってくるつもりはなさそうね」
写輪眼を展開する、サスケは表情を歪めた
「イタチへの復讐心すら放棄したお前が、その眼を使う資格はない」
私は口元を歪める
「そんなこと言ってるとあとで吠え面かくわよ」
ぴくりとサスケが動くも、大蛇丸が止めた
「もういいでしょう、行くわよ」
それから、事も無げに彼らはこの場から去る
ナルトの、悲痛な横顔が印象的だった