第13章 推しと一緒に任務できりゅ~!
『ひどいじゃないですか!僕が命の恩人なのに!!』
「なにそれ新しいキャラ?」
お手洗いに行ったとき、トビのそんな声が耳に入った、いいでしょう!と笑ってる、確かにイケてるよ
『……まぁ、そんなことはどうでもいい、大蛇丸に接触できるか?』
「おそらく無理、新しい班員が根の者だから、あっちが接触するよ」
小声で言ってみんなが待ってる居間まで付いた
軽い行動の確認のあと、私たちは橋まで出発し、岩陰に隠れた
しばらくしてカブトが現れ、大蛇丸も現れ、ヤマト隊長の中身も現れ出撃合図が見える
しゅば、と飛び出してヤマト隊長の目の前に4人がでる、つっても私はナルトのすぐ後ろだ
が、すぐにナルトがぽこぽこと音を立てて赤いチャクラを吹き出した
『尾獣化か…いや、暴走だな、いい機会だ、よく見ておけ』
ゆっくり瞬きを一回、瞬間ナルトが大蛇丸に殴りかかる、とてつもない早さだ、体が小さい分身軽なのだろうか
斬りかかったカブトにチャクラ圧だけで対応、私はその場に張り付くもほかのみんなは吹き飛ばされたようだ
橋が崩壊して崩れ落ちる、ヤマト隊長が木遁で支えるもサクラが落ちそうだ、どうやら気を失っているらしい
「サクラ!」
私はチャクラで吸着しながらサクラに駆け寄るも後一歩で彼女がずり落ちる
サイが鳥獣戯画で出した鳥に乗って上がってくる、サクラをスルーして通り抜けた
「ちょ!サイ!」
私は手を伸ばして鳥の足にひっつかまる
うおわ!と声を上げて宙ぶらりんになる、サクラの方は大丈夫そうだ
なんとかよじ登る、サイの後ろ姿が見えた
「ちょっとサイ!どういうつもり!?」
「黙っててください」
ひゅん!と音が鳴ってクナイが迫る、慌ててぶら下がってよけるが、不意に視界に黒い球体が目に入る
「あれ、ナルト?」
『おそらく四本目の尾が出るのだろう』
次の瞬間ナルトの苦しそうな咆哮が聞こえたあと大きな爆発が巻き起こる、次の瞬間、とんでもない爆風が巻き起こった
サイの鳥獣戯画も消し飛ぶ、私は慌ててナルトの向こう側の森に目をやって瞬間移動した
木の上に移動して様子を見る、赤黒いチャクラの暴力のような存在が、そこにあった
写輪眼を展開する、とんでもない圧力だ
「あれが尾獣?」
『まだ完全体ではないがな』