第13章 推しと一緒に任務できりゅ~!
「はい」
あめちゃんを口に含むと、ヤマト隊長は少し苦笑してみせた
話は、やっぱりチームワークについてだった
「君は上忍だから私情を挟むことはないと思うけど、やっぱりナルトは昔からああだったのかい?」
私はんーと首をひねってみせる
「ナルトは昔からあんなものです、ま、サスケ関連は今特に敏感でしょうな」
やっぱり、ヤマト隊長は頭を抱える
ごり、と飴をかじる
「それにしても、そのポーチには忍具が入ってるんじゃないのかい?君上忍だろう?」
呆れたような声に思わず笑ってしまう
「ひとついかがですか、いろいろありますよ」
ポーチを開けてみると思ったより入ってたのか、はぁ、とため息をついた
「まぁ、これもチームワークを深めるためだと思って」
と言えば、彼は渋々ポーチを覗いたあとにじゃぁそのナッツを、といった
くるみ類大好きか
「………まぁ、ナルトのことは建前で、君に聞きたいことがある」
ヤマト隊長を見る、聞きたいこと?何?お前うちはマダラとかいう奴の手下?とか聞いてくんのかな、怖いな
「聞きたいことですか?」
「うちはイタチについて、少しね」
ああ、と私は視線を逸らす、彼について詳しい奴なら私以外にもたくさんいるはずだ
「どうして私に?」
「君はサスケの幼馴染だっただろう、能力というよりは人柄が聞きたいんだ」
人柄ね、私は顎に手を当てる
「……………一見、弟想いのいいお兄さんには見えてましたよ、私には。未だに彼があんなことをしたなんて信じられません」