第13章 推しと一緒に任務できりゅ~!
起きるとサクラがいなかった、ありゃ、と思っているとドアが鳴ってヤマト隊長が見えた
「起きてるかい?そろそろ出発するから、準備しておくんだよ」
へにゃへにゃになりそうな顔を押さえながら、わかりました~と返事をする、髪を梳かして着替えてから部屋を出ると既に3人は準備が出来ていたようだ
なんか、私がいない間に親睦深めてない?
それから夜まで歩き、ヤマト隊長の作ったおうちの中で野宿らしい、野宿の定義
「ということで、バディチームを決めておく、まずはナルトとサイのチーム、それに僕とサクラのチームだ」
バディチーム、なんでも相互支援が大事なのだとか、一人あまりなので私の名前は呼ばれなかったけど
「サクラはこの班で唯一の医療忍者だ、負傷させるわけにはいかないから僕が付く」
ナルトとサイが正面からにらみ合い、よろしく、とサイが言うとナルトがびし、と指をさした
「ヤマト隊長!なんで俺がこいつと!」
何か?という言葉とともに怖い顔をしたヤマト隊長、ナルトは怯んだようだ
「だ、だったらは!?こいつは一人だってばよ!?」
苦肉の策に私を指さす、そんなにサイが嫌なのか…
「悪いが昨日のうちにのことを少し調べさせてもらった、彼女はチーム任務よりも単独任務での成功率の方が高い」
ヤマト隊長と目が合う
「おそらく相互支援には向いてない、要は一人で戦ったほうが強いと判断したんだ、だから君は一人で行動してもらう、いいね」
私は、はい、と返事をする、ナルトもそれ以上言えないのか押し黙ってしまった
確かに私の単独任務での成功率はかなり高い、チーム任務とは比べ物にならないぐらいに
なぜかって?人の目があると万華鏡が迂闊に使えないからだ
カカシにはお前まだこの新しい写輪眼開眼してないの?とか言われたけどお前それオビトが開眼してるからお前も出来るだけであって本来修行で開けていいものじゃないからなと
だから別に単独行動になれば強いというわけではないのだ
話が終わったあと私は夜風を浴びに外に出る、しっかし本物のヤマト隊長が見れて私は嬉しすぎる小躍りしたいぐらいだ、ちょっと踊ろうかな
ポーチからあめちゃんを取り出して袋を破く
「ちょっといいかな」
不意に後ろから声がかかって振り向く、ヤマト隊長だ
……よかった踊らなくて