第13章 推しと一緒に任務できりゅ~!
カカシが動けずサスケも抜け、新しい隊長と団員がくるということで待ち合わせ場所に向かっていた
なんせあのヤマト隊長と会えるのだ、楽しみで仕方ない、私の推しTOP3最後の一人はヤマト隊長なのだ
なんでも大蛇丸との接触を謀るらしく、その作戦に私も組み込まれたのだ、もちろんカカシ班として
待ち合わせ場所に着くと既にサイとヤマト隊長が待っていたナルト達はまだのようだ
緩む頬を必死に押さえつけてぺこりと会釈をする
それとほぼ同じぐらいにナルトとサクラがやってきてサイを見てあーー!!!と声を上げた
ヤマト隊長がちょっと困ったような顔で説明をしかける
「ナルト、あんた知り合いなの?」
サクラが声をかけるとナルトが答えるより先にサイが口を開く
「さっきはごめんよ、これから同じ班の仲間になる人の実力が知っておきたかったんだ、なんせどのぐらい援護しなきゃいけない玉無し野郎かわからないからね」
にこりと人好きの良さそうな笑みでサイは言ってのける
なんだと!と憤激したナルトをサクラが押さえる、ちょっと感じ悪いわね、と言われたサクラが挑発されて、ヤマト隊長に止められていた
少し苦笑してサイを見る、目があっただけで特に何も言われなかった、よかったよ
「とにかく、これから四人ですぐ任務に入る事になる」
ヤマト隊長は頭を軽く押さえながら私たちに言った、は~漫画越しでもかっこいいって思ってたけどナマで見るとさらにいい……嫁にくれ…
「……ってのになんだこれ、同じオリに入れて慣らしてる時間なんてないよ。ホラ自己紹介」
「うずまきナルト」
「春野サクラです」
「サイといいます」
「うちはです」
ナルトとサクラは既にサイに対してあまりいい印象は抱いていないようだ、ヤマト隊長も苦笑している
「まぁとにかく顔合わせはこれで終わり、これから僕らカカシ班の任務を説明する」
その言葉にむくれ面だった2人は佇まいを直した
それから説明があり、一時間後に正門で集合、と言われ私たちは解散した
ナルトがなんであんな奴なんだってばよ!と喚き散らしていたが、わりとサクラは仲良くする気があるようだ
「……赤砂の蠍の部下……大蛇丸のスパイねぇ」
家に戻って準備をしつつヤマト隊長の事を考える
うへ、楽しみ
でれっとした顔を整え、私は正門に急いだ