第12章 風影奪還!?スパイ活動と並行してやることじゃなくない?
由良ともうひとり上役が裏切ったことが分かっていて
そのことに関して砂はかなりの混乱状況に陥っている、なんとかしなければ
「!」
声が聞こえて正面にテマリが見えた
「お前、我愛羅を追わないのか?」
一緒に歩きながらテマリは聞く
「そうしたいけどナルトがいるしあっちは多分うまくやるよ、それより上役が裏切ってこっちのほうが大変でしょ?いくらか手伝うよ」
防衛案に交易案、その他もろもろをまとめた巻物を取り出す
「あぁ、お前がいれば私等もかなり仕事が楽になる、カンクロウも一命を取り留めたとは言えまだ動ける状態じゃないしな」
巻物を受け取りテマリはそれを開いて頷く
「とりあえず砂も我愛羅の捜索部隊を出したほうがいいかも、その分の忍びの穴埋めは私がやる、万が一を考えて中忍と上忍で、テマリもそこに入って」
部屋の前でテマリが立ち止まる
「おい、そんなことをしたら警備が手薄になるだろう」
「その分の穴埋めは私がやる、こう見えても結構修行したんだから」
笑ってやると、テマリは困ったように頬を緩ませ、わかったとため息をついた
さて、頑張るかな