第12章 風影奪還!?スパイ活動と並行してやることじゃなくない?
「あれ、もしかしてナルト?」
この一週間、砂を離れて任務を終えた私はようやく木ノ葉に帰ってきた、休みが欲しいがこのあとも任務を受けにいかねばならない
門をくぐって家に帰る途中、懐かしい背中を見つけた
「あ~~!!お前もしかして、か!?」
ナルトだ、それにサクラとカカシもいる
「わぁ!久しぶり!」
手を振って駆け寄る、なにげにサクラとカカシも久しぶりなのだ
「そういえばは任務一緒にいかねーの?」
任務?と私が首をかしげるとサクラが困ったように口を開いた
「あのねナルト、は上忍なんだから忙しいに決まってるでしょー?」
「でもでも、カカシ先生は忙しくなさそうだってばよ?」
私ははははと笑った
「あのねぇ……そういえばは帰ってきたばかりだっけ」
カカシの視線が向く
「うん、今ちょうど任務帰り、これから新しいのを取ってまた出かけるつもり、今から任務受けるなら一緒に行く?」
「うへぇ、忙しいってばよ」
「今は成績積まないとね、サスケのせいでうちはの信用ガタ落ちだし」
軽く笑い飛ばしたつもりだったが二人には禁句だったようだ、落ち込んでしまったのを見てカカシがあーあと息をついた
「こいつらにサスケのことは禁句だよ、にしても最近頑張りすぎじゃァないの、チームの書類なら書き換えられるし今日のところは一緒にどう?」
私は、あーと視線を逸らす、一尾捕獲作戦は既に決行済み、ここで彼らと一緒に行動するとなると一緒に行くハメになるな
「ま、受ける任務によってはやぶさかじゃないね、とりあえず行こう」
いや、そうでもなくても砂関連の緊急任務は私も行かなきゃならんのだけど