第11章 風影奪還!?最後まで拳で抵抗するで!
「と、いうことで……えーと、これが木ノ葉の里からの書類の巻物です」
今私は木ノ葉と砂の同名条約書の更新のために砂隠れの里に来ていた
相変わらず日差しが強くて死んだかと思ったけど、まぁこれも任務なのでね
「ご苦労、風影亭の客室を用意した、今日は休んでいくといい」
すっかり風影が様になった我愛羅を見ながら私ははぁいと声をあげる
「ところでお食事なんていかが?」
「残念だがこのあとは食料会議があってな」
私ははてと首をかしげる
「食料難なの?」
聞けば我愛羅は書類を開けながら
「少し南側の干ばつ被害が広くてな……」
「ふうん、とりあえず言ってくれれば融通はするよ、とりあえず今日はお世話になるね」
「あぁ、ゆっくりしていってくれ」
あれから3年、私は上忍になっていた
砂との外交の任務を主に様々な任務をこなしている、正直毎日が忙しい
何故砂なのかというと、トビの命令によって一尾の近くにっていうのが大体の理由だ。あとは目の保養
砂関連の要請の時は大体私が呼ばれる、上忍で身軽で知り合いだし優秀だしと適任なんだとか
正直夢主みたいな立ち位置で楽しい、我愛羅には毎度冷たくあしらわれるけど、結構いい感じに話せてるのではなかろうか?
客室に戻ってふかふかの椅子に座ってから外を見る
正直サスケが里を抜けてからはこいつもうちはだし里抜けるんじゃね?みたいな視線が痛かった
図星なのでやめて欲しかったし、まぁでもなんとか信頼を勝ち得て上忍、ようやくここまで来た
ふー、と息をつくとコンコンと扉がなる
「はーい」
と出ると、カンクロウが居た
「この任務で木ノ葉に砂忍を送ることになったんだが、ちょっと編成を確認して欲しい、今いいか?」
任務の書類を手渡してさっと確認する、構わないよと言って部屋を出る
とりあえず木ノ葉の任務があれば通して確認しときゃなんとかなるみたいな風習が若干あるようで
まあそこは砂の信頼を勝ち得ていると思っていいのかな?五代目にもその調子で砂と連携をとっててねみたいなこと言われたし
書斎で忍者の書類を受け取りながらこの任務ならこいつがいいとか良くないとかあーでもないこーでもない話してたらすぐに時間は過ぎた
「助かるじゃん、ありがとな、なんか奢るぜ」
ちょうど時間もお昼どきだ、じゃぁとお昼をご馳走させてもらった