第10章 大人の階段のぼる!君はまだ少年さ!
二日酔いだ、最悪
私は布団の中でうんうん唸りながら寝返りを打つ
サスケは朝からどっかいったようだ、ヘルプを求めようとも思い彼の家までなんとか歩いたのだけど留守だった
まったくこいつあよ
布団をかぶって目を瞑る
『、来い』
呼ばれて否応なしにトビの下まで飛ぶ、は~~なんだよこっちは頭いたいっつーのに
二人で晩酌交わしてそのまま寝落ちしたのだ、お前は柱間細胞があるから二日酔いなんてどーとでもなるんだろうけど私はそうじゃないんだよ…
「ん、どったの」
眠い目をこすりながらオビトを見る
「修行の時間だ」
私は思わず顔をしかめる
「ちょっと、二日酔いで頭痛いんだけど」
抗議も虚しく私はいっぱい殺された
おそらく、火影がすげ変わるまで大きな動きもないだろう、それまでは修行三昧か
体調が悪い時の格上のいなし方って、ぐぐったら出てくるんかな
「しっかし容赦ないよねトビ、もうちょっと手加減して欲しいよ」
「現にこれでお前の能力は伸びている、問題はないだろう」
確かにそうだけど、それ死に戻ってるからであってな……私はぶーたれる
トビは汗をぬぐって上着を脱ぐ、私も写輪眼を戻して顔を拭いた
だが、最初の頃に比べれば随分マシになってきた、あとは一回も死なないことを目標に頑張ろう
「あ!じゃん」
シャワーを浴びてるオビトを置いて居間に戻ると、アロエがいた
「…………えっと、どちら様?」
よしよし、よくどちら様って単語が出たな私、偉いぞ偉いぞ
「え?あぁ、そっか、会うのは始めてだもんね」「ゼツ、ダ」
ゼツ、さん?とつけて私は棚から茶葉を取り出す、黒幕じゃん、どったの