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ハイキュー!! クリスマスバトン!

第6章 売れ残りトナカイ



 高めの時給に心惹かれ、迷わず面接を受けに行った数週間前のウチを誰かどついてくれ。
 寒いと言いながら、可愛いサンタのコスチュームに身を包むバイト仲間。そして、その隣、バイト仲間より頭一個分おっきいであろうトナカイ。そう、このおっきなトナカイの着ぐるみの中身がウチ。
 12月23日から25日の3日間、クリスマスケーキの販売のアルバイト。時給が高いんは、このめっちゃ寒い冬空の中、クリスマスケーキを販売せんといけへんからなんやけど、それはええねん。それを承知の上で来たんやから。けどな、何があかんかて言うたら、何でウチだけこないなむさ苦しくて可愛くもない着ぐるみなんって事!店長にコスチューム見せてもうた時、めっちゃテンション上がったのに、ウチだけ背が高くて合うサイズが無かったからトナカイの着ぐるみなんて、えらい仕打ちや!


春華「皆可愛い!めっちゃこすい!」
バイト仲間A「えー。春華ちゃん、1人暖かくてええやん。なー?」
バイト仲間B「せやで。ウチらめっちゃ寒いわ。ほら、もうこない冷えとる。」


 文句言うた所でウチもサンタのコスチューム着れる訳やないって分かっとるけど、文句の一つや二つ、言いとうなるやん。
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