第1章 prologue
ガチャ—――。
**「おはようございます!」
勢いよく開いたドア。
最初が肝心、と大声であいさつをしながら入る。
**「プロジェクト責任者の***と申します。宜しくお願い—――っ!?」
深々と下げた頭を上げながらそう告げようとした途中、笑顔がひきつる。
う・・・そ・・・!!
夢か、夢だ、これは夢だ。そんなはずない。
こんなところに居るわけ・・・。
絶句してる**を見てなにかを悟ったかのように一人が口を開く。
坂本「君が責任者さん?随分若いんだね。その様子だと、俺たちが来ること聞かされてなかった?(笑)」
井ノ原「マジでー?そりゃ驚くわなー(笑)」
三宅「でも俺らを知らない訳じゃないでしょ?(笑)」
ぶんぶんっと左右に首を振る。でもまだ驚きで声にならない。
岡田「とりあえず座ったら?(笑)」
緊張と驚きで手と足が同時に出てしまう。信じられない。プロジェクトが特番のオファーだと言う事は聞いていた。
でも誰が出演者だとか、そんなことは全く考えなかった。企画を作ることに必死で、それどころじゃなかった。
課長「おっ、来たか***くん。今回プロジェクトを一緒に行うV6の皆さんだ。自己紹介は済んだかね?」
長野「はい、今伺いました(笑)」
課長「じゃぁ早速、企画の説明を・・・企画書〇〇ページの・・・」
この時は考えもしなかった。
まさか彼らと、あんな日々が待っていようとは―――。