第6章 8月『和解?』
「。」
突然後ろから声をかけられて
体がビクリと動く。
え!?!?
がどうしたの!?
「……………しゅ、ん……。」
「……裕次が置いてきたって
言うから迎えに来た。」
瞬?瞬って、B6の……
振り向くと、紅の長い髪が風で舞った。
「な、、七瀬かっ!驚かすなよ……。」
「フン…怪しい男は真田だったのか…。」
俺の服を上から下までマジマジと見た
七瀬がにやりと笑う。
「な、なんだよ怪しい男って!!」
「俺は、茶髪で変なパンダの服の
怪しい男がに
話しかけてきたって
聞いたから来ただけだ。」
なっ!!変なパンダって!!失礼だろ!
仮にも教師だぞ俺!!!
「裕次さん……的確。」
も納得したように頷く。
いや納得するなよ馬鹿!
「的確じゃねぇよ!
なんだよ変なパンダって!可愛いじゃんか!」
俺がそう反論するものの、
七瀬は無視して
の腕を掴んだ。
「………時間の無駄だ。じゃあな。」
「瞬……僕、」
「行くぞ。」
七瀬に引っ張られて
は連れていかれる。
「あ!………!」
俺が呼ぶと、は
こちらを振り返った。
「………また、新学期に。」
最後の一瞬、が
笑った………気がした。