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弟バカと兄バカ【VitaminX 原作沿い 】

第5章 7月『ピアノとBBQ』








「んん〜!美味しいー!!」



バカサイユの一角で、
ざるにあげられたそうめんを
南先生がするすると啜っている。




「…色によって一つ一つ下味や香りが
ついてるのね…!あ、これは茶蕎麦かしら!」



先生はもぐもぐと食べながら
一喜一憂している。

喜んでもらえて、何よりだ。



「良かったねーセンセ!
黒以外の色物が食べれて!」



「もう、それどういう意味!?
いつもちょっと焦げちゃうだけだって
言ってるじゃない。」



「………アレがちょっとですんでるとは
思えないんだが……。」


「……同感だぜ……。
あ、やべ…思い出しちまった…。」



先生の発言により
お弁当を思い出した全員が
はぁ……とため息をつく。



「………んー…本当に美味しいわ!
箸が止まらない…!」


B6のため息をよそに、
南先生はそうめんをまたつるりと啜った。




















「…………あら、これ笹かしら?」


「そうだよ。センセもつける?」


「…本当!?」





南先生が嬉しそうに短冊を取る。

その時、一番下につけた僕の短冊が
ふわりと揺れた。




『これからもずっとB6と
一緒にいられますように……』






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