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和也のもの。

第2章 新しい生活。






和也さん
和也さん…









ちょっとは手伝いなさいよ…









『…んぅぅ…これはなにかしら??』









私は色んな線が
いっぱい入った
段ボールの中を
しゃがみこんで覗いている。








こんにちは
です。









私が話しかけるのは
今ゲームに夢中の








私の彼氏、和也です。









先日、
晴れて付き合うことに
なった私たちですが









全く変化が見られません。









今ですか?









引っ越しの荷物の
整理中ですよ。









彼氏なのに
動いてくれないんですよ









必要最低限しか!!









「あー、それ??









あとでやるから
とりあえず置いといて。」









ですってよ。









もう怒ってもいいかな









いいよね…









『和也さん
和也さん…』









私は少し暗いトーンで
喋りかける。









少し驚いて
視線をゲームから
こちらに移動した
和也。








「…なっ、なんでしょう…???;;;」









額から汗が
見えてきそうなほど
動揺してる。








やっと気づいたようです。









私が怒り気味だと
いうことに。









『私たち、なにやってますか…??』









笑顔で質問する私。









「引っ越し…ですかね…;;;」









ゴクッと唾をのむ
和也。








『じゃあ、
あなたは何をしてるのかしら??』









またまた笑顔の私。









「ゲーム……です……。」









『あれ、
おかしいんじゃないかな…??








荷物の整理してるんだよね??









ゲームじゃないよね?』









ずっと笑顔の私に
ついに和也は










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