第1章 主人公"オリジン"
緑谷は手を振って廊下を歩いて行った。
隣にいた先生は
「アイツも使いこなせれば素晴らしい個性なんだよな…」
と呟いていた。
さっきあった事を考えてたら後ろから子供の泣き声が聞こえてきた。
(え…?なんでこんな所に子供が!?)
そう思った瞬間、身体は動いていた。
後ろでコンクリートにロボットが突っ込んだ音が聞こえてきた。
ードッガシャッーーーーンー
さっきいた場所はロボットが突っ込んでいき、コンクリートが粉々になっていた。
「…ひっぃいーー………!!」
私は子供を抱き、そこから走って安全なところへ避難した。