第1章 主人公"オリジン"
学校を歩いてて隣を通りすぎた男の子は、右腕が内出血起こしていた。
それを見た相澤先生は、
「緑谷、またやったのか。この前にも言っただろ?腕を犠牲にするくらいなら考えてからやってみろ」
内心(ヒーロー科は大変なんだ…)と思った。
「はい。今回は力を如何に発揮できるかや感覚を掴みながらやってみましたが無理でした…」
質問に答えた男の子は力なく項垂れてた。
緑谷と呼ばれた男の子の顔を見てたら、こちらを向き挨拶をしてきた。
「こんにちは」
「!」
突然でビックリした私は、小さな声で
「こ…こんにちは」
と答えるのに精一杯だった。