第3章 クラスメイトと妹
座ってる人を見渡すと眼鏡をかけた背筋がピンッとした男の子がビーフシチューを食べてる。
その横には、もさもさの髪が特徴的な緑谷君が天丼を食べている。
「私、天丼にする!」
少し大きめの声を出した為、横を通りすぎた男の子がが驚いていた。
「声、大きいよ~シーだよ!しーっ!!」
透子ちゃんに注意されながらも天丼の列に並ぶ。
雄英高校の昼食は全部無料で提供してくれるのが良い!
お腹が空きすぎた私は天丼とカツ丼を食べることにした。
「はい、お待ち!あら、さっき来た女の子だね!結構食べるんだね。そんな個性なの?」
「いえ、個性関係なく今日はお腹がすいたので。」
「成長盛りだからしょうがないさ♪笑顔で食べてくれるのが僕も一番だから!」
ランチラッシュに褒められながらも私は渡されたお盆を持って、二人のところに行く。
「おまたせ!二人と…きゃあ!!」
二人に駆け寄ろうとした時、横から走ってきた人にぶつかってしまい、お盆を持ったまま後ろに転んだ。
ご飯はこぼれていなくてホットし、立ち上がろうとしてぶつかった人の顔を見たら驚いた。
「お姉ちゃん、お久しぶり」
それは別居している私の双子の妹守壁 鈴乱がいた。