第3章 クラスメイトと妹
食堂に着くとそこまで人は居なかったが、ピークだと生徒の9分の1程がここに来る。
今回は遅めに来たので学校の半数だけだ。
先程の学校案内で校内を歩き回っていたためお腹がペコペコだ。
もちろん食堂にも来ている。
昼食の準備をしていたランチラッシュ先生にも挨拶しにきていた。
さっきまでしてなかった匂いが鼻とお腹を刺激する。
和食から洋食、イタリアンに中華と色々ある。
「扇子ちゃんは何を食べたいの?」
「うーん…お腹すいてるから迷っちゃうの。私、好き嫌いとかないし、食べるのが大好きだから色々気になってて…(ぐ~ーーー)(苦笑)」
「扇子ちゃんって食いしん坊なのねっ♪」
「食べることは大事だよ!ケロッ」
「あははは…(笑)」
二人の前でお腹を鳴らしてしまい恥ずかしくなったが、気を使ってくれたので笑ってごまかした。
流石に遅くなると料理がなくなっちゃうので色々見てから決めようと思った。
見渡してみると朝のHRの挨拶した時に見かけた人を発見した。
赤白の髪でクールな男の子にピンクの髪にピンクの肌が特徴的な女の子を見つけた。