第3章 クラスメイトと妹
「~//////っ……!!!」
目の前の男の子から離れようと後ろに後ずさりをした。
ドンッ
「痛ぇーなぁ…」
「きゃっ…」
後ろに居た人と揃って後ろに倒れた。
痛いと思った反動があまりなく、後ろを振り向くとツンツンとした薄い金髪に赤い目をした男の子が私を見ながら激怒している。
今にも殴ってきそうな怖さが顔から出ている。
「おいっ!いつまで俺の前に居る気だ…!!」
「す、すみません!大丈夫でしたか…?」
私は立ち上がり、彼の前に手を差し伸べながら言うと…
「ああ゛ぁぁあん(怒)心配なんかしてんじゃねぇよ!クソモブ女がぁ!」
彼は立ち上がり、悪態を吐きながら廊下を歩いていった。
私は申し訳ないことをしたな…っと不安を隠しきれないでいると…
「爆豪のことは気にすんなって♪アイツ誰でもあんなんだから」
笑顔で声をかけてくれたのは前髪を上に尖らせた赤髪の男の子だ。
「あ、ありがとう、えーっと…あなたは?」
「俺は切島 鋭次郎。漢の中の男を目指してる!で、さっきのが爆豪 勝己だ。アイツのこと、嫌いにならないでくれよ」
「切島君って友達思いで優しいのね。爆豪君って…怒ると怖いわね」