第3章 クラスメイトと妹
教室に着くとほとんどのクラスメイトが居なかった。
(あれー…?皆どこなんやろ?)
教室のドアからひょこひょこ見てたら、一人の男子生徒がこちらを振り向き話しかけてきた。
「あ、守壁さんだね。俺ら以外は皆食堂だよ。」
「あ、ありがとう!え、えっーと…な、名前覚えててくれたんだ~」
「おう、俺は砂糖 力道だ。隣に居るのは口田 甲司。」
「砂糖君と口田君ね!」
その後ろから、くちばしのある鳥顔の男子がきた。
「俺は常闇 踏影。お見知りおきを」
「常闇君ね。鳥つかいなの?」
「俺の個性はダークシャドウという影を操る。出でよ、黒影《ダークシャドウ》!!」
『アイヨッ!』
「わぁあっ!ど、どこから沸いたっ!?」
「ダークシャドウとは一心同体だ。『ヨロシクッ!』」
「うん!二人共よろしく!」
「おい~っ!おいらを忘れないで~!」
「あ、ご、ごめんね!よいしょ………ん?」
屈もうとしたら自分の胸がつっかえた。
つっかえた所を見ると、変わった髪型をしている紫色の髪をした小学生と同じくらいの身長の男の子がいた。
顔を見ると鼻血をたらしながら指バラバラに動かしてる。