第2章 波乱の始まり
「すまん。大丈夫か?まぁ…、お前にもいろいろあるんだろうから深く求めん」
先生の言葉にホッとし、床にへたりこんでしまった。
「だが、次何かあれば言え!力になってやるから」
この時、初めて先生が格好いいと思った。
相澤先生は真っ直ぐ私を見て、口角を挙げて微笑んでいた。
(先生ってこんな顔もするんだ~///)
と内心思った。
見とれていた私は先生から声かけられるまで座っていた。
「ほら、行くぞ。」
先生が手を伸ばしてきたので掴まって立ち上がった。
先生は私の顔を確認した後、踵を返して歩いた。
その一部始終を見られてるとは知らず、二人はクラスを目指し歩いた。
「言い忘れたが、今日からヒーロー科として俺のクラスになった。よろしくな守壁」
「は…はいっ!えっえぇぇえ!?先生のクラスなんですか!?よろしくお願いいたします!」
振り向いた先生はイタズラ半分の顔で言ってきた。
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二人が立ち去った後…
「盗み聞きするつもりはなかったんだっ!!!」
「分かってるから!ほら、飴食べて落ち着きなさい!」
心の声が漏れて、慌ててるオールマイトとそれを止めるリカバリーガールであった。