第7章 寝酒
「なぁ、マルコ」
「なんだよぃ」
「お前ナツキのこと好きなのか?」
「…急になんだよぃ」
「サッチが言ってた」
「あいつ…!」
「まぁ、別にだからと言って何か言う気はねェけどよ。
泣かすなよ?」
「お前に言われなくても」
サッチのやつ…あとできっちりシメる。
「いつもマルコがナツキの風呂見てんのか?」
「おい、誤解を招くような言い方するんじゃねェよぃ。
まぁ確かに風呂入ってる時は他の奴が入って来ないように見張ってるよぃ」
「ふーん、そっか。
大変じゃねェのか?」
「大変じゃねェとは言ってないが、一体どうしたって言うんだよぃ」
「俺が代わってやろうか?
その役割」
「遠慮しとくよぃ」
「言うと思った」
「分かってたんなら言うんじゃねェよぃ」
エースの腹を軽く殴った。
「あれ、エースも待ってたの?」
「おう」
「酔いは冷めたようだな、熾天使」
「まぁね」
「ナツキ、次島に上陸したらまた探検行こうな?」
「場所が良ければね」
「おう」