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おかえり〜I'm home〜(R18)

第7章 summer memory②





ーーー・・・


突然降り出した雨は止むことを知らず、

後から後から、降り続く。

気づけば時計は夜の七時を指していた。

(外が暗いわけだ・・・)

リビングのテーブルに伏せった状態で、及川さんの帰りを待っていた私は、時計と外を見て、ため息をついた。

思い出すのは、あの人の自分を見つめる目。

(知らない人みたいに・・・怖い目をしていた・・・)

今まで見たことのない目・・・
そして、聞いたことのない低く絞り出すような声・・・

いつものおちゃらけた様子なんて微塵もなくて、そんな形相で、あの人の所へ何をしに行ったんだろう・・・

考えても、考えても答えは出るはずもなかった・・・

ただ、彼の帰りを待つことしか、今の私にはできなかった・・・ーーー





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