第34章 Lovers memory③
下着をずらしてみると、はち切れんばかりに膨らんだそれが目の前に露わになる・・・
すご・・・こんなに大きい・・・っ
マジマジと見るくらいに及川さんのそれは大きくて・・・
私はそっと両手で包み込むようにしてその形を感じ取る。
確かにピクっと脈打つそれは・・・
確かな硬さがあって・・・
それでいて熱を秘めていた。
こんな大きいのが、私の中に入ってるんだと思うと・・・私も下腹部がじんと熱くなるのがわかった。
「・・・りお・・・」
及川さんの熱の前でうずくまる私を、及川さんは火照った顔で見下ろしてる。
私は彼の瞳を見ると・・・ふっと微笑みがこぼれた。
嬉しい・・・私が及川さんをこんな顔にさせてるんだって思うと。
こくん、と私は息を呑む。そしてーーー・・・
ぱくん、とその熱を口に含んだ。
「ぅ・・・っ・・・」
及川さんが小さく唸った。
下半身に力が入ったのがわかる。
初めて男の人のものを口に入れたけど、意外と味がしない。
そうだもんね、皮膚だもんね。
見るのとは違って更に大きいと感じる・・・
でも、及川さんの1番敏感な部分だから・・・
歯を立てないように、丁寧に口を動かして刺激した。
「ぁ・・・っぅ、・・・はぁ・・・」
及川さんの息遣いが荒い。ちらりと彼を見上げると、目を閉じて口元に手を当てて、声を押し殺してる。
いつもは・・・その癖は私がしているのに。
・・・すごい、私も及川さんのこんな姿にさせることができるんだ・・・
口が疲れてきたら、唾液をたっぷりと滴らせて手で優しく包んで、上下に動かしてあげる。
再び口に含んだ時、今度は舌を使って裏筋まで舐め上げてあげる・・・
「っりお・・・!だ、めだって・・・っぁ」
及川さんの手が、私の頭をやんわりと掴んだ。
その焦ったような・・・強ばった顔は・・・彼が限界に近いってことを証明してる。
私は彼の制止を聞かず、じゅ、じゅ、と音を立てて彼の熱を吸い上げた。
「おま・・・っ、ほんと馬鹿・・・っ、だめって・・・!」
彼の下半身が震えてきた。次第に腰が揺れて・・・
もう少し。
喉の奥まで、嗚咽が漏れそうになるぎりぎりの所まで熱をくわえた、その時・・・
「ぁっ・・・!」
短い声とともに、口の中に熱い液体が注がれた・・・