第34章 Lovers memory③
とんでもない言葉に目を丸くする。
国見くんはそんな私を見てクスッと笑った。
「冗談に決まってるでしょ。何でも本気にしすぎ」
「も、もー!国見くんって冗談入れるタイミングが本当悪いよ!」
軽く国見くんの腕を叩く。
本当、たまに国見くんは冗談なのか本気なのか分からないことを言う。
「国見くんって、たまに何考えてるか全然読めない時あるよね」
「北村さんに心読まれるようになったら、俺も終わりだよ」
「ちょっと、それどういうことですかー」
「はいはい、それじゃ話戻すけど・・・」
軽く流されて、再び話題はそっちの方に戻った・・ーーー