第33章 Lovers memory②
《及川side》
ーーー・・・
「あっ・・・はぁ、ぁ・・・んっ」
本当はもっと焦らして・・・りおから求めるように仕向けたかったんだけど・・・俺の方が限界だった。
あんな顔されたら・・・抱きしめずにはいられない。
一週間ぶりに触れるりおの体は感じやすくて・・・、それでいて気持ち良さそうだった。
向かい合って繋がるから、りおの顔がよく見える。
俺に焦らされて、火照らされて熟れた可愛い顔・・・
「ぁっ!はぁ・・・ぁっ、あっ」
「りお・・・そんなに俺のこと欲しかったの?」
りおの膣中は俺をきゅうっと締め付けて絡みついてくる・・・
「・・・どうなの?」
「あっ!・・・だ、だめっぁ」
外の赤くなった突起をきゅっと摘むと、ビクビクと震える小さな体で。
「欲しかった・・・っ、及川さんに、触れてほしかったの・・・!」
「ふうん?・・・あんなにセックスするの嫌がってたのに?」
「嫌じゃなくて・・・っぁあ・・・んっ」
じんわりと汗ばんだりおの額にキスを落とす。
膝裏を抱えて、より深く繋がると奥まで届いて。りおは、気持ちよさそうに声を漏らした。
「はいはい。わかってるよ。毎晩俺に抱かれると良すぎてどうにかなっちゃうからあんなこと言ったんでしょ」
「っぁ・・・はぁっ・・・ぁっ」
りおは目をそらして、口元に手をやる。
なーんだ、図星ね。でもお前が可愛すぎるからダメなんじゃん?
「じゃあ月1ペースにする?それでも俺はいいけど?」
ほんっとーは全然!良くないけどね?
もう少し駆け引きして、遊んであげる・・・
「ぁっ、やだぁ・・・っ、もっと・・・ぁっん」
ふるふると首を振って俺の提案を否定する。
「じゃあ週一?三日に1回?」
「や、・・・及川さん・・・ぁっ」
自分から腰動かしてる・・・ヤラシー。
「ふぅ・・・じゃあどれくらいの頻度がいいの?」
りおの口の中に指を入れる。
クチュクチュと唾液が、まとわりついてくる。
「ふぅ・・・ぁっ」
「ねぇ、りお・・・?」
もっと、素直になりな・・・?
もっと俺に甘えていいんだよ?
お前は俺の恋人なんだから。