第33章 Lovers memory②
そのまま舌を、滑らかな肌に這わせると・・・
「や、ダメだってば!」
・・・む。
またしてもりおの手が俺の頭をがっちりと掴み、そのまま引き剥がされた。
今日はやけに強情だな・・・
「もう、なんなんですかー」
頬をふくらませてりおの顔を覗き込む。
「もうほんとに、最近夜ずっとしてるから寝不足だし・・・っ」
「終わったあとぐっすり寝てんじゃん」
「毎日してるから、そのうち・・・締まりなくなっちゃうかもだしっ」
「あれ、迷信だしね?ほんとお前は心配する所がいちいち可愛い。いつも俺に絡みついて気持ちいいよ?」
そう言って唇を寄せると・・・
「ほんっとに、だめー!」
・・・今回のりおは手強い。
俺はそんなりおも可愛くて仕方ないんだけど。
「及川さんほんと、欲情しすぎ!私の体がもちません!」
俺を押しのけて体を起こしたりおは、
俺にとんでもない言葉を突きつけてきた・・・・・・
「しばらくエッチ禁止っ!さ、触るのもキスもダメ!!」