第33章 Lovers memory②
ーーー・・・
・・・・・・・・・はぁぁぁぁ??!
なんそれどういう事なんだっての!
あのままピシャリと言い捨て半ば強引に部屋から追い出された俺は、りおの部屋の前で唖然として口を開いたままだった。
りおの部屋に戻ろうとしたけど、今戻っても確実にりおの機嫌損ねることになる。
とりあえず一旦リビングへ言って・・・ふうっと額に手を当てた。
「なーんでなんだよぉぉぉ・・・」
まぁ、傍からみたら毎日盛ってる俺が駄目みたいに思うかもしんない。思うかも知んないけどさ!?
そもそもりおって、あんまり俺に甘えて来ないんだよ!
付き合って間もないってのもあるし、その前の同居生活ではお互い気持ちはあったけど、手繋ぐくらいでほぼ何も無くてそれの反動かは知らないけど全然、甘えてこないの!俺は付き合ったその日から何をしてきても全然OKなのにね。
あんなに可愛いのにさ!そんなん俺から手出したくなっちゃうじゃん!?みんな俺の立場分かってくれるかなぁ・・・
いっつも家事とか完璧なのにさ?恋愛は駆け引きとか下手だし、すーぐ真っ赤になって俺のこと見上げんの。そりゃ毎日俺から抱きたくなるでしょ!
ん?俺から・・・?
・・・・・・・・・
・・・・・・・・・
・・・いいこと思いついちゃった。
俺は名案思いついて、頬を釣り上げた・・・