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おかえり〜I'm home〜(R18)

第25章 Winter memory⑥





"俺一人じゃ、表彰台に登ることって出来ないんだよ。表彰台どころか・・・試合に勝つことも、試合することもできないね。

だから俺は、今ここで仲間と一緒にバレーができることが幸せで仕方ないんだよね。

仲間が上げてくれたボールをトスにしたい。
アタッカーが最高打点で打てるトスを上げたい。

もっと上へ・・・

みんなと、最高の景色を見に行きたいんだよ"




普段こんな熱いこと言わない人なのに・・・

私に打ち明けてくれたあなたの思いは、
ちゃんとみんなに伝わってるよ、繋がってるよ・・・



再び高い所へとボールが浮かび、それを叩く及川さん。
ジャンプサーブは容赦ないスピードで、強さで、
相手コートへ。

レシーバーを襲うようにその腕を拒絶するように弾かれた。

弾いたボールを、他の五人が追いかける。
でも
ボールは、あと数十センチ・・・届くことなく床に落ちた。




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