• テキストサイズ

おかえり〜I'm home〜(R18)

第25章 Winter memory⑥





ボールが落ちたのは相手コートの方だった。
長いラリーの中、相手のエースに連続して上がったトス。及川さんたちも拾うから中々、決まらなくて相手のエースの疲労がピークに達して、打点が下がる。そのほんのわずかな隙を逃がさずブロックでドシャットした・・・。

その音に、鳥肌が止まらない。
コートにいる6人が固く抱き合う。
釣られるように私とおばさんも抱き合った。


これで逆転!15ー14!

及川さんだけじゃない。エースも、ミドルもライトもリベロも・・・
みんなが頑張ってる。

バレーは1人だけ凄くても勝てない。6人が心を一つにして各々の役割を全うできる方がずっと強い!

サーブを打ちに行く及川さんの背中を見ながら、私は及川さんが前に言ってた言葉を思い出した・・・




/ 376ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp