第21章 Winter memory②
他の人なんて関係ない。
私は、私の頑張り方で及川さんのことをわかっていけばいいんだよね。
「あー、なんか気持ちがすっきりするとお腹すいてきちゃったね!ね、国見くん、この余ってる料理私も食べていい?」
「どうぞ。本当、及川さんが気に入るのもわかるよ・・・」
「ん?」
「何でもないよ。早くとってきなよ」
今日の国見くんは独り言が多いみたい。
でも、私を見る目はなんだか優しいなぁ。
そんな彼に私も微笑み返す。
「うんっ」
そうして私は
ローストビーフやらピザやらを取りに行ったーーー・・・