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おかえり〜I'm home〜(R18)

第17章 Autumn memory③





なんだか・・・もう泣きそうだよ。
夢みたいで・・・

そんなこと言ったら、また及川さんに意地悪されそうだから言わないけれど、とにかく私は今一番伝えたい言葉を及川さんに言った・・・


「ありがとう・・・っ、及川さん」


すると及川さんは満足げに微笑んで、私の頭を撫でた。

「はぁい、それじゃ・・・」

及川さんは私に手を差し伸べた。
まるでダンスを誘うように・・・

私は導かれるように彼の手に私の手を恐る恐る乗せた・・・


「行くよ、お姫様」


繋がれる手に、確かな温もりを感じる。
幸せを感じる。ああ、やっぱりこの人が大好きだ・・・


彼に手を引かれながら、私たちは夢の国へと足を踏み込んだ。




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