第15章 Autumn memory①
「ふうん・・・」
それはさ、りお・・・
あの頃とは気持ちが違うって・・・
それは、今は俺を好きでいてくれてるから・・・?
お前が好きなのは、俺・・・なの?俺なんだよね?
なんて女々しい事を聞きたくなる。
そんなこと、分かってんのにさ・・・
主将君への好きって気持ちがもう無いってりおが言ってて、安心した筈なのに・・・
俺よりもあんなに自然にお前に溶け込んで、
そしてお前のことをわかってあげていた主将君に、
少しだけイラついたんだ・・・
ダサいから態度には出さないけど・・・煮え切らない。
あーもう。
こういう時はーーー・・・