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おかえり〜I'm home〜(R18)

第14章 summer memory⑨





中央広場の入り口付近で、見知った二人組を見つけた。

あぁ、きっとそうだ。
なんだよ、二人距離近くない!?

「りおーーー!!!」

俺は、名前を呼んだ。叫んだ。
二人が振り返る。

1人は・・・りおは驚いたように目を丸くしていた・・・

「及川さん!?」

俺の名前を呼ぶ。小さな、小さな唇で。

「りお、行くよ。国見ちゃん、ありがと」

りおの手をとると、俺はすぐに踵を返した。

「えぇ!?」

りおは慌てふためきながら、俺に引きずられるように付いてくる。

「はい、お疲れ様です、及川さん」

背中で国見ちゃんの声がしたから、見ずにヒラヒラと手を振り返した。

・・・ダメだから。
いくら可愛い後輩でも、やれないもんはあるからーーー・・・





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