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おかえり〜I'm home〜(R18)

第14章 summer memory⑨




その時・・・・・・


ピロリン、ピロリン♬

「!」

メッセージを受信する音と振動。
俺は人混みの中で立ち止まって、スマホを開いた。

りお!?って思ったけど、どうやら差出人は国見ちゃんからで・・・

「え・・・?」

メッセージの内容を開いて絶句する。

「・・・くそ!」

俺は再び駆け出した・・・




"お疲れ様です。俺今、金田一待ってたら北村さんいて、泣いてるんですけど何かありましたか?今、出店から外れて中央広場の近くに一緒にいます"


"もしあれでしたら、俺が北村さんとまわりますよ"


そんなんダメに決まってるじゃん!
国見ちゃん、さっきりおのこと可愛いっつってたじゃん!
これを機にりおと親密な関係になろうって思ってるよね!?

下心も男心も、及川さんにはバレバレだっつーの!!



それに、なんだよりお。
待ってて、いま、会いに行くから・・・

会ってちゃんと言うから・・・
泣くなよ。


夏の夜、俺はじっとりと汗をかきながら、
中央広場へ走ったーーー・・・


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