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おかえり〜I'm home〜(R18)

第14章 summer memory⑨





嫌味を込めて、言い返す。

「じゃあ国見ちゃんと付き合えば?俺よりも優しいし、欲しい言葉だっていくらでもくれんじゃないの?」

及川さんの口調も荒ぶる。
どうしたんだろう・・・

私のこと、見ようとしないし
顔は赤いし、
私の気持ち知ってる筈なのにこんなこと言ってくるし・・・

今日の及川さん・・・何か変だ。
何だかすっごく、胸が痛い。


「あーそうですね!そうしようかな!」

売り言葉に買い言葉。
これ以上続けたら、折角一緒に回るはずだった夏祭りが台無しになってしまう。

私はくるりと及川さんに背中を向けた。


「ちょ、帰んの?」

は・・・?帰らないし!

「トイレ!」


私もちょっと頭冷やしてこなくちゃ。及川さんの顔は一切見ずに、私は走り去ったーーー・・・


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