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おかえり〜I'm home〜(R18)

第13章 summer memory⑧





ーーー・・・



後日、仕事終わりの私は家の近くのショッピングモールに来ていた。

そしてとあるお店に入り、品を見る。

(色々考えたけど・・・今回はこれでいこう!女子らしいプレゼントとかとは全然かけ離れてるけど・・・)

両想いならもっと遠慮なく色々あげたりできるけど、
片想いの現状で、渡せるものを考えた・・・

もう、これで行く!

私はその品を持ってレジへ並ぶ。

「あ、プレゼント用に、ラッピングしてくださいっ」





ーーー・・・



次に向かった先は、100円ショップ。

(誕生日過ぎちゃったならもうしょうがない!その代わり、サプライズでお祝い出来るし逆に喜んでくれるかもっ)

またまたとある品を大量に購入する。爆買いは、100円ショップの醍醐味だよねっ


よし、それから・・・




ーーー・・・



「卵、砂糖、バター、小麦粉・・・あとは・・・」

「何してんの?」

「ぎゃおっ」


メモを片手にスーパーをうろついていると、突然耳元で声をかけられた。飛び上がり後ずさると、Tシャツにハーフパンツ姿のTHE 夏!オレン〇レンジのバックミュージックがかかりそうなスタイルの及川さんがいた。

「もうちょっと可愛らしく驚けないの?お前って」

「ちょ、何でここにいんのっ」

メモの中身が見られていないかドキドキしながら、私は及川さんを見上げる。

「母さんが、りおに買い出し頼んだのいいけど夜道暗いし、危ないから練習帰りに迎えに行ってやれって」

「叔母さんが・・・?」

叔母さん・・・気持ちはとっても有難いですけど、今日はタイミングがちょっと悪かったみたいです、ごめんなさい・・・。


「ん。買うもの、これで全部?」

スっと及川さんが私が持っていた買い物かごを持ってくれる。

「あ、あと牛乳と生クリームだけ」

「それならあっちだよね、行くよ」

良かった・・・中身がケーキの材料ってことには気づかれてないみたい。

(絶対驚かせてやるんだからっ)

私の少し前を歩く及川さんの背中を追いながら、私は準備したものを組み合わせた、誕生日サプライズを決意したーーー・・・



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