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おかえり〜I'm home〜(R18)

第9章 summer memory④






「ぁっ・・・!」


声がした。
小さな 彼女の声。そこに・・・いる・・・?


一定的に聞こえる物音と共に、彼女の声が微かに耳に響く。
その声は、閉ざされた寝室から・・・・・・


「ぁっ・・・はぁ・・・ん・・・っ」

「"〜〜"・・・っ、気持ちいいのか・・・っ?」

「あんっ、・・・きもち・・・・・ぃ・・・・ぁっ、もっと・・・!」


近づくに連れて大きくはっきりと聞こえる声。
嘘であってほしい、いや、でも嘘じゃない。

この声は彼女のもので、こんな色っぽい声は、夫である俺しか聞くことのできないはずだ・・・・・・

なのに、なのに・・・誰の前でそんな声を漏らすのーーー


「〇〇さん・・・っん、私、・・・もう、・・・あぁっ」


俺じゃない、聞いたことのない名前の誰かと・・・
何をしてるんだよ・・・



知りたくない・・・信じたくない真実がこの扉の向こうにある。

俺は引き裂かれそうな心に鞭を打って、俺たち夫婦が愛し合った部屋の扉を開いた・・・ーーー







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