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水と太陽と【梶裕貴】
第2章 お邪魔します
ついに明日だ。
緊張するなあ……
明日はお世話になるゆうきさんのところへご挨拶に行く。
はぁっと白い息を吐く。
「さむっ」
バイト終わりの夜、マフラーに顔を埋める。
明日の手土産に、ひまわりのラスクを買った。
ラスクも本当に美味しくて、大好きだ。
ゆうきさんも気に入ってくれるといいな。
朝ごはん用に買ったパンも一緒に入ったひまわりの袋をきゅっと持ち直すと、私は家への道を走った。
家に入る前にふと見上げると、そこには綺麗な月が浮かんでいた。
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