第2章 少年の目的
「ゔおぉい!! 邪魔するカスはたたっ斬るぞぉ!!」
「ひいっ、何なのあの人~!!? すんげーやばいよ!!」
「くそ……」
「女子供は避難するぞ」
「リボーン君……!」
リボーンが京子にヒソヒソと話しかけ、京子、ハル、ランボ、イーピンはひとまず隠れることになった。
「すみません沢田殿」
「え!!?」
「つけられてしまいました」
(だ……誰だっけ……)
「ああ!! 頭にあるのって……」
(死ぬ気の炎!!?)
ツナが灯すオレンジの死ぬ気の炎とは違い、青い死ぬ気の炎を灯す同い年くらいの少年が傷だらけでツナを見つめた。
「せっかく会えたのに……。こんな危険な状態に巻き込んでしまうとは……」
「え? あ……あの……誰でしたっけ!?」
状況も呑み込めず、ツナは彼の顔に覚えもなく混乱するばかり。ふと、彼がツナの手をぐいっと引っ張った。
「来てください!」
「ちょっ、何なの!?」
「安全な場所へ!! おぬしに伝えたいことが!!」
「ゔお゛ぉ゛い」