幼馴染ちゃんがNYから帰ってきたらマフィアになってた(仮)
第5章 ニートの夜は長い
No side…
とうとう#NAME1#のその潤んだ瞳から涙が落ちた時、それが引き金となったように小さく震えて泣きだした
カ「あっあっあ、あの#NAME1#さん、」
『…ぐすっ、ずずっ』
#NAME1#はカラ松から少し距離をとり、背を向ける
するとさらに大きくなるすすり泣く声
#NAME1#が泣き出すと一人でオロオロとしだすカラ松。それもそうだ。己の好きな女を泣かせたのだ
カラ松はそっと#NAME1#に近付き、後ろから抱きしめる
カ「…#NAME1#、すまん。少々大きな声で怒鳴ってしまったな」
『…うん』
カ「だが、今回のは#NAME1#も悪い。ああいう事は、簡単にしてはいけない。ああいうのは好きな男に…」
『…カラ松兄さんじゃ』
そう呟いて、カラ松の方へ向き直り正面から抱きつく#NAME1#。
ぎゅうっと1度力を入れて、顔だけあげて、カラ松に問う。
『もし好きな人がカラ松兄さんでも、ダメなの?』
カ「そ、それってどう言う…」
『…ううん、なんでもない。ごめん、今は一人にしてほしいな』
そう言って、そっと離れる#NAME1#
カ「…わかった。上の#NAME1#の部屋を使うといい。あと少ししたら晩御飯だ。みんなももう時期帰ってくるだろう。それまでには降りて来るといい」
『…うん、ありがとう』
#NAME1#の部屋
#NAME1#は襖をしめる
『……はぁ〜』
まだ敷布団と机と座布団しかない部屋に入るなり綺麗に畳まれた敷布団の上にダイブして座り、首を鳴らしながら足を組む
そして頬に伝う涙を拭い、怪しく微笑む少女
『カラ松兄さんは、そろそろかな』
(まずはカラ松兄さんを)
(私の手元に)