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【ヒロアカ】63億分の1(ファット)

第1章 始まりは青





顔は本当にその辺の
芸能人よりカッコいいのに
勿体ない……




ま、そぅ思ってる事は
微塵も出さないけど!



「あっ、シゲ君
久しぶり〜!」


最上級の笑顔をプレゼント



「……やっぱり、
お前が忘れられない!
付き合ってくれよ!」




………は?



またその台詞?



たかが2〜3回お店で会っただけで
好き好き言ってきて
仕方がないから

一回だけアフターでご飯食べた
だけなのに………



まぁ、私が美人すぎるのが
いけないんだよね
こんな美人と出会うチャンス
ないだろうし




本当は

「失せろ」

って言いたいけど
私のイメージがあるから
優しく……



「シゲ君、ごめんね
私、お仕事してる間は
彼氏は作らないって決めてるの……

本当に嬉しいけど
ツライ思いさせたくないから。」



申し訳なさそうに
言うと、


「そっか……そうだよね。
なら……しょうがないか…
でも、俺は待ってるぜ!
の事好きな気持ちは
誰にも負けねーから!」





………………



……………………




………………………





…………………臭過ぎる。無理。



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