第10章 浅ましい
「えっ?あッ!」
秋也が腰の動きを再開した。
「あっ!あっあっアッ!そん、あっ!ムリぃっ!まだ、やめ…!あっあぁあ!」
「まだイけるだろ!?有はオレを好きなんだもんな!大丈夫だ!」
秋也は有の体を貪るように行為をやめなかった。
一度絶頂した有の蜜壺はとろけるように柔らかく、秋也を飲み込むようにへばりついた。
「ア゛っ!やだ!やだやだやだイヤぁ!きもひ…!きもひぃよぉっ!秋也くぅんっ!」
有は目に涙を浮かべ、秋也から与えられる快楽に合わせて叫んだ。恥ずかしい、乱れたくないという気持ちはまだある。けれど秋也は彼女にそれを許さなかった。
「有!もっと!もっと言ってくれ!全部!全部オレに見せてくれ!」
秋也は眉間にシワを寄せて射精感と戦っていたが、その口はさも楽しくて仕方ないというように笑っていた。
「あああうっ!うっうっ!もっ…と…!もっと!そこぉ!そこいいっ!」
「有、キレイだ!すごく…!」
彼は自分のいやらしい姿をずっとキレイだと言ってくれる。その言葉を信じていいだろうか。その言葉に身を委ねて本当にいいだろうか。
有は考えたかったが、激しく襲ってくる歓喜がそのヒマを与えてくれず、彼女の脳をトロけさせていった。