第127章 通話のヒトコマ
傍らには男が気紛れに選んだ女
妖艶で豊満な裸体で男の身体に擦り寄った
「……ねぇ、もっと構って」
「はいはい♥️」
暇を嫌う男は遠い空で暇を潰しながら笑みを張り付けていた
クロロは此方に来てから戦闘拒否に入り満足出来そうに無かった
其れならばイルミをと彼の愛して止まないお嬢ちゃんをからかえば彼は思い通り殺意を向けた
(……………だけどまだ足りない……♦️)
イルミが彼女を手に入れ執着心が強まった所で彼女を殺って初めて彼とのデートが始まる
(………楽しみだねぇ♥️)
男は怪しい笑みを一層深くして今夜も暇を潰すのだった
________"
通話を切ってスマホをちゃぶ台に置く
テレビからはバラエティー番組の笑い声
今夜もまたヒソカの情報は無かった。
溜息を付きながら時計を見れば時刻は23時に迫っていた
(………もう少しで沙夜子のお迎えか。……まだかな。)
心待ちにすればする程悠長に感じる時間の流れに溜息を付きながら今夜もまた随分と早く家を出て何時もの電灯の下で夜風に吹かれるのだった